「訊(聞)くは一時の恥、訊(聞)かぬは一生の恥」なんて、最近は聞く事も少なくなったように思いますが、転職活動では「訊かぬは一生の後悔」になるかもしれません。あなたは、内定が出た時、条件など詳細をちゃんと確認していますか?
こんにちは。
転職PRの専門家・西澤です。
『転職の個別サポート塾』の継続7回コースをご利用になられた40代後半女性のお客様から、下記の内定のご報告を頂きました。
西澤さん
今日、面接を受けた企業から、採用の連絡と入社日の案内のメールをもらいました。
このあと、入社の同意と入社日の返信をする必要があるのですが、同意した後に、雇用についての書面をもらうことになるのでしょうか?
会社が指定している入社日が数日後で(難しければ調整しますとのことです)すぐ働き始めることになります。それは問題ないです。
採用から入社の流れを、何をすればよいのか教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
40代後半、そして地方での転職なので、お客様の希望に合う求人が少なく、内定獲得まで少々時間がかかりましたが、やっと新天地が決まって良かったです。
が、しかし、その報告の中に
「このあと、入社の同意と入社日の返信をする必要があるのですが、同意した後に、雇用についての書面をもらうことになるのでしょうか?
と気になる内容がありました。
なのでお客様に、
「採用条件通知書などをもらって、その内容を確認してからでないと、内定承諾も、入社の意思表示を返すのも、ダメですよ」
などのアドバイスを差し上げました。
それを受けて、お客様は会社にその旨を伝え、基本的な条件が載った書類をもらえました。
それについても、お客様からご相談(質問)があったのでアドバイスを差し上げたところ、下記のような返信を頂けました。
西澤さん
ご連絡ありがとうございます。
変に感じていたことが、納得できました。
改めて●●●●されるのかは、確認してみようと思います。
この会社は第二創業期的なところがあり、まだ社内体制は整い切れていないようです。
なので、内定の連絡についても条件など細かい情報を添えずに、内定 ⇒ 入社 みたいな感じの連絡で、適切な手順を踏んでいるとは言えない面がありました。
また、お客様は現職に転職した際も、この企業のように採用条件通知書など見る事無く入社していたので、今回はどうしたものかと不安になり、
それで前述のご報告に「採用から入社の流れを、何をすればよいのか教えていただけないでしょうか。」とあったように、私に相談されたのです。
ちゃんと確認してからの内定承諾(入社の意思表示)が出来て良かったです。
あなたも、条件などを確認してから、内定承諾していますか?
上場企業やある程度規模のある企業、そして規模は小さくても適切な経営をされている企業ならば、内定を出す際、内定面談と称して再度合う機会を設けたり、それをしない場合でも、メールで「採用条件通知書」などを提示して応募者に内定の承諾を確認します。
ですが、世の中には、それをしない企業もまだまだあります。
ただ、その「やらない」企業にも
・先に採用条件通知書で内容確認する事が定着していない
・応募者が不利になる条件(内容)を意図的に隠している
上記のように2つあるようです。
なので、内定の連絡をもらった時、企業から条件などについて詳細の提示が無く、内定承諾、つまり入社意思の確認を迫られたら、まずは「採用条件通知書」などを確認したい旨を会社に伝えるようにしましょう。
そんな事を言ったら、内定が取消されてしまうかも…なんて心配は不要です。
逆に、そのお願いを素直に聞いてくれない企業は、あなたの方から願い下げ(辞退)してください。
「確認すべき時はためらわず確認する」は、転職活動で後悔しないためには、大事な心得です。
あなたは、ちゃんと確認していますか?
もし、あなたも転職活動に不安を感じる事を何でも相談して、転職成功させたいなら、『転職の個別サポート塾』の無料相談をご利用ください。